リラクゼーションに関して

眠れない夜の寝酒について

  • 再生回数:15273

眠れない夜の寝酒について

はじめまして、商いの街・船場にて、心地よい眠りのための寝具の販売している日の本寝具の高谷です。

眠れない時、皆様はどのような対応をされますか?
「寝付かれないときに軽く一杯」「晩酌後にいつの間にか寝入る」いずれも経験した方は多いと思います。一日の疲れを取って、お酒を楽しんで、寝付きも早くなるなら良いことずくめですが、こと眠りに関して寝酒は大敵です。

飲酒をした直後は眠気が強くなり寝付きは若干良くなりますが、肝心の深い眠りを減らすデメリットがあるため、中途覚醒や早朝覚醒が増えてしまいます。徐波睡眠は大脳を冷やし、神経を休息させ、記憶力や認知機能を回復させる大事な眠り。それが減ったのでは元も子もありません。

さらに困ったことに、寝酒が習慣になってしまうと寝付きの効果も徐々に弱くなり、より多めの寝酒が必要になります。アルコールの寝つきを良くする効果は,連用して3-7日で耐性がでてくるため長続きはしないとされています。これは「耐性」とよばれ、薬物依存症(物質依存症)の代表的な症状の一つです。
寝つきを良くするためにアルコールを飲んでいる人の多くが実感しています。

依存症にはもう一つ大きな症状があり、それは離脱症状(禁断症状)です。寝酒にも離脱症状があります。夜勤や節酒などでお酒を飲まない夜に、反動で寝付きが悪くなることはありませんか?あるとすれば、あなたはすでに依存症に陥っています。アルコール依存症です。

アルコール依存症ではうつ状態を合併することも多いため、不眠がさらに悪化するという悪循環に陥ることもあります。要するに、不眠に関しては寝酒では何も解決しないのです。

一方,アルコールが睡眠を障害する作用は持続します。アルコールを睡眠のために使用している人を対象に不眠症,睡眠時間などの因子で調節して評価した研究によると,アルコールを飲む人は日中の眠気が強くなっていることが報告されています。十分な睡眠をとっても,アルコールを摂取した翌日は遂行能力を低下させるのに十分な注意力の低下が起こるとする報告もあります。

アルコールが疲れやすい原因かも?

寝酒をする人はそうでない人に比べて疲れを感じやすいとする報告や睡眠不足ではアルコール摂取が少量であっても交通事故,仕事中や自宅での事故のリスクが高かったとする報告もあります。飲酒は,できれば週末など翌日に仕事がない日だけにした方がいいのかもしれません。

お酒は安全で睡眠薬は怖い、というのは誤った認識です。お酒はあくまでも晩酌として楽しみ、就床の4時間前までに済ませましょう。そして、不眠に対しては寝酒以外のきちんとした対策をとるようにしましょう。

寝酒以外の対策として、「温度」、「明るさ」、「湿度」などが挙げられます。
「温度」を保つには、寝具選びが大切です。
冬は、布団の中の空気の層が身体をやんわりと温めてくれ、夏場は、眠っている間にかいた汗や湿気を羽毛が吸収・発散してくれる機能があります。
また、湿度が高い日本の気候においては、寝具は汗等で汚れやすく、放置しておくと汚れが広がり不衛生になってしまします。

毎日使う布団だからこそ、長く清潔に使いたいですよね?
でも毎日使うからこそ、長く使っているといつの間にか最初の頃のボリュームが減ってあたたかさを感じない、側生地もずいぶん汚れてしまった。なんてことはありませんか?

そんな時は、羽毛布団リフォームがおすすめです。
羽毛布団リフォームでは、羽毛を側生地から取り出し丸洗いすることで汚れを落とし、そのうえで新品の側生地に充填しなおすため、購入した時とおなじようなふかふかの手触りと暖かさを取り戻すことができます。

長年の羽毛布団の使用で側生地の汚れ、傷み、暖かくないなどのお悩みをお持ちの方はぜひ日の本寝具の羽毛布団リフォームにお問い合わせくださいませ。

お問い合わせはこちら

この記事を監修した人
日の本寝具株式会社 代表 高谷和志 
・睡眠健康指導土上級 
・睡眠環境診断士 
・インテリアコーディネーター