寝具に関して

羽毛布団からダニは湧くのか?

  • 再生回数:260

はじめまして、商いの街・船場にて、心地よい眠りのための寝具の販売している日の本寝具の高谷です。

羽毛布団からダニは湧くのか?

まず結論から申し上げますと、日の本寝具の羽毛布団からダニや虫が湧くということはありません。というのも、充填する羽毛の精製 過程で熱乾燥処理と薬品による殺菌処理等により、ダニや害虫などを完全に死滅させて いるからです。

羽毛ふとんの生地は糸の打ち込み本数が多い上、羽毛出を防ぐための目つぶし加工を施しているため、ダニは羽毛ふとん生地を通過することはできません。
よく家庭で見られるコナヒョウヒダニの体長は0.1~0.5ミリです。
一般的な羽毛ふとんの目の開きは縦0.005~0.025ミリ、横0.01~0.125ミリです。

また、一般的にも羽毛布団は、数ある布団のなかでもダニが繁殖しにくいと言われています。
しかし湿度の高い住宅環境ではダニが発生して、それらが布団の表面に付着したり、人を刺したりすることがあります。

ダニを徹底的に退治するために、羽毛布団を丸洗いしたいときもあるでしょう。確かに丸洗いをすればダニが死滅するかもしれませんが、家庭で羽毛布団を上手く洗うのは意外とハードルが高いです。羽毛を傷めたり、なかから羽毛が出てきたりといったトラブルが発生するかもしれません。また、乾燥が不十分だと羽毛は臭くなりやすいです。

プロの手で羽毛布団を一度打ち直し/リフォームを検討!

長年使用しており、いつの間にか最初の頃のボリュームが減ってあたたかさを感じない、側生地もずいぶん汚れてしまった。なんてことはありませんか?
その場合は、プロの手で羽毛布団を一度打ち直し/リフォームを検討することをおすすめしております。

また、お布団の打ち直しをする時期として一番分かりやすい目安は、お布団を天日干し をしたあとに「ふっくらとしなくなってきた時」です。これは、綿布団の最大のメリットである水分の吸湿性と発散性が損なわれているということです。お布団がそういう状態になってしまうと、毎晩の寝汗の吸収性も損なわれたり、干しても水分が発散しきれないので布団が重たくなったり、ジメジメ感やカビを発生させてしまう原因になりかねません。

打ち直し/リフォームをすると、お布団の側生地が新しくなり、中身を殺菌、乾燥、ホコリ取りまでしてくれるので、クリーニングや、丸洗いよりもダニ、カビ対策になります。
また、いったん中身を取り出してほぐし直しするので、サイズの変更や保温力がアップするなど、今までのご不満な点を改善できます。

羽毛布団を打ち直し/リフォームすることで、ふわふわに復活させると寝心地だけでなく、保温力も高めてくれます。羽毛布団がつぶれて薄くなっていないかチェックしておくと冬支度が出来て快適な寝具環境が整えられるでしょう。

人間は人生の3分の1の時間を布団の上で過ごすといわれています。人生の大切な時間のためにも、清潔なお布団で眠りましょう。

お問い合わせはこちら

この記事を監修した人
日の本寝具株式会社 代表 高谷和志 
・睡眠健康指導土上級 
・睡眠環境診断士 
・インテリアコーディネーター