寝具に関して

羽毛布団のクリーニングについて

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はじめまして、商いの街・船場にて、心地よい眠りのための寝具の販売している日の本寝具の高谷です。

羽毛布団のクリーニングについて

長年使ってきた、羽毛布団が以前とちがって、「嵩(かさ)が減った」、「側生地が汚れた」時、クリーニングに出そうか検討されるかと思います。

羽毛布団はクリーニング屋さんでも洗えると聞きますが、実は羽毛のリフレッシュは専用の機械があり、一度中身を出してから洗浄をかけます。クリーニングは、羽毛布団をそのままの状態で、まるごと洗浄します。

側生地のまま洗うクリーニングには限界があり、羽毛布団を使い心地・耐久性を考えると日の本寝具ではリフォームをおすすめしています。
リフォームは、羽毛布団の側生地を取り外し、解体して、手入れをした後、仕立て直しをします。

羽毛布団はとてもデリケートで、羽毛は大きく広がった羽枝が作った空気の層であたたかくなります。できるだけ羽毛を潰さず、大きくふわふわとした仕上げにお手入れすることが大事です。羽毛布団の側生地は通常、羽毛の飛び出しを防ぐダウンプルーフという加工がされています。

「側生地ダウンプルーフのの剥離を防ぎつつ、中の羽毛まできれいにすること」
この二つが重要になります。

リフォームは、すみずみまで十分に洗浄できます。

一般的な羽毛用側生地はクリーニングすることで、ダウンプルーフの剥離が起こり、生地自体の伸縮もあって、羽毛の飛び出しが起こりやすくなります。
また、ダウンプルーフ加工が裏目に出て、中まで洗浄に必要な量の水が浸透せず、羽毛を十分に洗浄できてない場合があります。

リフォームによる洗浄では、汚れた側生地から、羽毛を取り出し、南アルプス天然水100%の温水で洗浄するので、すみずみまで十分に洗浄できます。

長年の使用でつぶれてあたたかさを発揮できなくなった羽毛を取り除き、新しく必要な量の足し毛も可能です。
羽毛布団クリーニング 洗浄に必要な水が布団の中に浸透できず、洗浄が不十分になりがちです。

クリーニングの乾燥では、一般的な羽毛布団の羽毛は洗うことで羽枝どうしが絡まります。
絡まった羽毛をほぐすためには乾燥が必要です。布団のまま乾燥するので、ほぐすせず、嵩(かさ)が減ったように状態になります。

リフォームによる乾燥では、羽毛専用の大型乾燥機の広い空間で、瞬時に高温乾燥します。
羽毛のみで乾かすので、広い空間でふわふわと羽毛本来の大きさにもどれます。
十分に膨らんだ状態で、新しい側生地にキルトを入れて入れるので、新品のようになります。

以上の点から、使い心地・耐久性を考えると日の本寝具ではリフォームをおすすめしています。

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この記事を監修した人
日の本寝具株式会社 代表 高谷和志 
・睡眠健康指導土上級 
・睡眠環境診断士 
・インテリアコーディネーター