寝具に関して

羽毛布団の干し方・乾燥方法

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はじめまして、商いの街・船場にて、心地よい眠りのための寝具の販売している日の本寝具の高谷です。

羽毛布団の干し方・乾燥方法

暖かい羽毛布団が恋しい時期ですね。羽毛布団は保温性が高いので、寒さの厳しい真冬であっても羽毛ふとんがあれば快適に眠ることができるでしょう。羽毛ふとんの中に含まれる羽毛には空気の層ができます。その空気の層が暖かさを保ってくれるため、熱を逃がさずに暖かい状態が続くのです。

そんな毎日使う羽毛布団だからこそ、清潔さは保ちたいものですよね。

羽毛布団を販売していると、「羽毛布団は日干しして良いのですか?ふとん乾燥機の使用は可能ですか?」といったご質問をよくいただきます。

洗ったり干したりすることで、羽毛の性能が落ちて長持ちしなくなるのではと心配をしている方が多いのでしょう。
そこで今回は、羽毛布団の干し方・乾燥方法をお届けします。

羽毛布団は吸湿・発散性に優れているため、綿ふとんのように頻繁に日に干す必要はありませんが、なるべく乾燥した状態を保つように心掛けましょう。日に干すと殺菌効果も手伝って大変衛生的です。
ただし、過度な日干しは、側生地の色褪せや、その他の劣化を早める結果となりますのでカバー、シーツ等をお掛けの上、裏表計1時間前後とされる事、また長期ご使用の場合は、風通しの良い所で陰干しをされる事をおすすめします。

羽毛布団は高温に注意!

ふとん乾燥機による乾燥も問題ありませんが、あまりおすすめしません。
天候不良や布団を干す場所がないなどの理由で、乾燥機を使う人も多いでしょう。羽毛布団に乾燥機を使う場合、高温になりすぎないよう温度に注意してください。

乾燥機で羽毛ふとんを温めると、熱を逃がそうとして羽毛が広がります。1つひとつが大きく広がった羽毛はかさが増し、ふんわり感が見た目にもわかるほどです。しかし、見た目とは裏腹に、内部では羽毛の油分が失われてしまいます。羽毛は、繊維状のたんぱく質からできているため、熱を加えすぎると割れてしまうのです。そして、割れてしまうと、元のように空気を溜め込むことができません。羽毛ふとんに乾燥機を使う場合は、高温に注意しましょう。
日頃から丁寧にお手入れしていても、いつの間にか最初の頃のボリュームが減ってあたたかさを感じない、側生地の汚れが気になってくると思います。

自宅でのお手入れには限界がありますので、日の本寝具では長くお使いいただいて、側生地が汚れてきた、かさが減ってきた等の古くなった羽毛布団は打ち直し/リフォームをおすすめしています。

目安:
・ご購入または前回のリフォームから7年~10年経過している。
・細かい羽毛が飛び出している。
・中身の羽毛の偏りが目立つ。

打ち直し/リフォームをすると、お布団の側(がわ)生地が新しくなり、中身を殺菌、乾燥、ホコリ取りまでしてくれるので、クリーニングや、丸洗いよりもダニ、カビ対策になります。
また、いったん中身を取り出してほぐし直しするので、サイズの変更や保温力がアップするなど、今までのご不満な点を改善できます。

ぜひともご自宅にちょっと古くなった羽毛布団があれば「羽毛布団の打ち直し」はいかがでしょうか、おすすめです。

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この記事を監修した人
日の本寝具株式会社 代表 高谷和志 
・睡眠健康指導土上級 
・睡眠環境診断士 
・インテリアコーディネーター