寝具に関して

腰が痛くて目が覚めるのはなぜか?

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腰が痛くて目が覚めるのはなぜか?

はじめまして、商いの街・船場にて、心地よい眠りのための寝具の販売している日の本寝具、高谷です。

私はいつもお店でお客様が語られる“眠りの悩みや状態”について、自分にイメージするように心がけています。腰痛で悩んでいる方も多く、その中でも、「寝ていて夜中に目覚めてしまう。その時に“腰がジワ~と痛い”」という話をよくお聞きします。

「それは具体的にどんな感じの痛みですか?」とお聞きすると、「寝ていてへその位置あたりの腰の背中側が“疲れた感じ”がして、腰と敷き寝具の隙間に、なぜか何かを挟みたくなる感じなんです…」

この「腰がジワ~と痛い」とはどのような状態だったのかというと…

身体の背中側には、頭蓋骨と骨盤にかけて、背骨の両側を沿うように盛り上がっている「脊柱起立筋」という、身体を反らしたり、曲げたりする時に働く筋肉があります。

実は、仰向け寝で自分にとって硬い寝具で寝ている時、腰の背中側あたりに“トンネルのような隙間”ができやすく、その部位は身体の体重が敷き寝具で下から支えられていないために筋肉疲労”を起こしていたのです。

でも「敷き寝具」で、“トンネルのような隙間”をなくし、バランスよく身体の体重を支えることができれば、背中のどの筋肉にも負担が掛からずに、全体的に支えられることで安定感が生まれて、腰にとっても快感となり、‘腰がラク~でリラックス!’となって眠ることができます。

つまり、仰向けの際には、背中側部分の「隙間を埋める」適度な柔らかさは必要ですが、かといって身体が沈みすぎないような、自分にとって「硬すぎず・柔らかすぎない」最適な硬さの「敷き寝具」で眠ることが大切になります。

敷き布団には、どんな素材があるの?

敷き布団にとっての中芯素材は、どんな素材を使用するかで、体の支え方が異なってくるため、重要なポイントとなります。
体の重さを支え続けるという厳しい条件で使用されるものだけに、天然系の素材だけでは賄えない部分があります。
種類としては、太い合成繊維を3次元中空加工した物や、同じく合成繊維を圧縮成型加工した物や、
ウレタンフォームを使用した物等様々ありますが、そのすべてのそれぞれに特徴があります。
日の本寝具では、コシがあり弾力性に優れる合成繊維(ポリエーテルエステル系繊維)の特殊スプリング構造の「三次元スプリング構造体・洗える中芯」を取り扱っております。

【特長】
・耐久性に優れへたりにくい
・透水性の高い洗える中芯
・洗える中芯のクッション性
・ムレ感のない素材

お手入れ・お洗濯・中芯の入れ替えが簡単なカセット式です。
ステッキマークの英国羊毛100%をシート状にし、多層の面構造にしたウールフィーユの敷き布団です。
羊毛の吸湿性・放湿性・保温性に加え、その構造からなる張りでバランスよく体を支え、体圧分散・寝返りのしやすさも体感いただけます。
中芯は洗える中芯を使用。三次元スプリング構造体で腰の沈み込みが気になる方、しっかり支えてほしい方におすすめです。

三次元スプリング構造体・洗える中芯について⇒詳しくはこちら

※サイズオーダーの価格や納期等、詳細につきましてはお問い合わせください。

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「腰が痛くて目が覚めるのはなぜか?」について、具体例を用いてより分かりやすく掲載しております。他にも寝具と身体の関係を紐解き、少しでも多くの方が自分に合った寝具に巡り合えるようなガイドになっております。是非ともお買い求めくださいませ。

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この記事を監修した人
日の本寝具株式会社 代表 高谷和志 
・睡眠健康指導土上級 
・睡眠環境診断士 
・インテリアコーディネーター