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羽毛布団が温かくない原因について

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はじめまして、商いの街・船場にて、心地よい眠りのための寝具の販売している日の本寝具、ブログ担当の高谷です。

羽毛布団が温かくない原因について

11月に入り、いよいよ本格的に冷え込む時期になってきました。
そろそろ暖かい布団で寝たい羽毛布団をだしてはみたものの、あまり温かく感じられないとお悩みの方は意外と多いのではないでしょうか?

実はその羽毛布団が温かくない原因は、長年の使用によって羽毛についてしまった汚れが原因かもしれません。

そもそもなぜ羽毛布団は暖かいのかご存じでしょうか?
その理由は羽毛の性質が関係しています。
羽毛布団に用いられている羽毛は、寒いと膨らみ、空気を含むという性質を持っています。それに併せて、体温から伝わった熱を逃がさないという性質も持っているため、保温性にとても優れているんです。

ただ、いくら品質の優れた羽毛布団でも、使用していくうちにだんだんとその保温力は低くなっていってしまいます。

羽毛は保温性のほかに、保湿性にも優れています。
人間は寝ている間に冬場でも最低コップ一杯ほどの汗をかくといわれています。汗をかくと布団の中の湿度が上がり蒸し暑くなってしまいますが、そんな時でも羽毛は湿気を吸収して布団の中の湿度を調整してくれているんです。

羽毛布団がぺちゃんこになったら

快適に睡眠をとることができる嬉しい特徴ではあるのですが、汗や皮脂を吸収してしまうために羽毛がどんどん汚れ、羽毛についた汚れ同士がくっついてしまうんです。
こうなってしまうと羽毛は膨らむことができず、空気を取り込むこともできなくなってしまうんです。
羽毛布団の嵩の高さがなくなってきてしまう原因には実はこういった理由があったんです。

羽毛布団がぺちゃんこになってしまった場合、買い替えてしまうという方が多いと思います。ただ、長年使ってきた愛着のあるもの、例えば嫁入り道具として親御さんから頂いたものだったりした場合、捨てずらいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな方には羽毛布団の打ち直し、リフォームがおすすめです。
日の本寝具の羽毛布団リフォームでは、羽毛を側生地から抜き取り、南アルプスの天然水で丸洗いし汚れを落としていきます。嵩が足りない場合は新しい羽毛を補充することも可能です。
こうすることで、購入したばかりのようなふわふわのボリュームを取り戻すことができます。

冬の睡眠を暖かく快適にしてくれる羽毛布団ですが、使用していくうちにどうしても本来の性質を生かすことができなくなってしまいます。ただ、リフォームを行えば新品同様の暖かさを発揮することができますから、一枚の羽毛布団を長く使い続けたいという方はぜひ羽毛布団リフォームをお申し付け下さい。
なお、日の本寝具で布団の打ち直しできるのは敷き布団ではご対応できかねますのでご了承ください。

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この記事を監修した人
日の本寝具株式会社 代表 高谷和志 
・睡眠健康指導土上級 
・睡眠環境診断士 
・インテリアコーディネーター