寝具に関して

適切な就寝時の部屋の暗さとは

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適切な就寝時の部屋の暗さとは

はじめまして、商いの街・船場にて、心地よい眠りのための寝具の販売している日の本寝具の高谷です。

皆さんは眠るときに部屋を真っ暗にする派ですか?それとも豆電球をつける派ですか?
人によって寝付ける明るさは違うと思うのですが、実は、部屋の明るさも睡眠の質に大きく関わってくるんです。

睡眠時の部屋の暗さは大きく分けて、真っ暗、少し明るい、明るいに分けられますよね。「真っ暗じゃないと眠れない!」という方もいれば逆に「明るくないと眠れない!」という方もいらっしゃいます。

では質のよい睡眠をとることができる明るさを一体どれなのでしょうか?
結論から言うと「少し明るい」くらいの暗さがベストだといわれています。
ではなぜ、真っ暗もしくは明るいと睡眠の質が落ちてしまうのか。理由としては以下の2点が挙げられます。

1、明るいとメラトニンの分泌の妨げになる
睡眠の質を左右するホルモンの一つに「セロトニン」と「メラトニン」というものがあります。
セロトニンは日中の明るいうちに分泌され、メラトニンは夜間の暗い間に分泌されます。二つのホルモンの分泌のリズムが整っていると、睡眠のリズムも整うため質の高い睡眠をとることができます。
ですが、メラトニンは暗くないと分泌されないため、明るい中で眠っているとメラトニンが不足しぐっすりと眠ることができず、朝起きても頭がすっきりしないといった不調が出てしまうんです。

2、暗いと本能的に不安になる
暗闇というのはいつどこから誰に襲われるか分からない状況であるといえます。そのため、人間の祖先は夜、火を焚き睡眠をとっていました。こういった本能的な記憶により暗闇だと無意識に恐怖を抱きぐっすりと眠ることができなくなってしまうんだそうです。

上記の2点から、間接照明や豆電球を用いて少し明るくなるように寝室の暗さを調整してあげることが大切です。
また、照明は暖色系の色にしたり、光源が目に入らないようにうるなどのポイントもクリアすることでさらに睡眠の質を向上させることができます。

併せて寝具も見直しも!

もちろん照明だけでなく、自分の身体にあった寝具を選ぶということも大切です。
日の本寝具では、オーダーメイド枕の製作や敷き寝具のフィッティングなどを行っています。
お客様に実際に体感していただきながら調整をしていくことで、世界に一つだけの枕や敷き寝具をおつくりすることが可能です。

睡眠の質を改善したいという方は、お部屋の暗さ、寝具の見直しなどをぜひ行ってみてくださいね。

この記事を監修した人
日の本寝具株式会社 代表 高谷和志 
・睡眠健康指導土上級 睡眠環境診断士 
・インテリアコーディネーター

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