こたつで眠る危険性
はじめまして、商いの街・船場にて、心地よい眠りのための寝具の販売している「日の本寝具」の高谷です。
みなさんも、ついついこたつで寝てしまった経験、一度はあるのではないでしょうか?いけないと思いつつも、気持ち良さに誘惑されてしまうんですよね…。
しかし、やはりよく「こたつで寝ると風邪を引く」と言われるように、 こたつ寝は体に良くないのです!
こたつでウトウトしている瞬間は最高に気持ち良いので、なかなかやめられない方もいらっしゃると思いますが、こたつで寝ることにより次のような症状があらわれることを知っておいてください。
■脱水症状
30度以上もあるこたつのなかで寝ると、大量の汗をかき、脱水が進行します。
「こたつを引くと風邪を引く」といわれているのは、この大量の汗によって体が冷えるからという一説もあります。
■脳梗塞
こたつで寝ていると体内の水分が失われ、さらに血液中の水分も失われます。
水分が失われると、血液の流れも悪くなり、血栓ができてしまうのです。
この血栓が脳にできることを脳梗塞といいます。
脳梗塞は上記でご紹介した脱水症状からくることがあり、最悪死に至る場合もあるため、注意が必要です。
■低温やけど
熱源に長時間触れていると低温やけどを負います。
一見、軽傷にみえる低温やけどですが、皮膚に深い傷を負っていることがあり、こたつでの低温やけどは範囲が広くなる傾向があります。
接触部分が44℃の場合は6時間、45℃の場合は3時間程度で起こるので気を付けましょう。
体温以上の温度で体を温め続けることは、私たちが思っている以上に体に負担がかかっています。つまり、「上半身に毛布や上着をかければいい」という対処ではなく「コタツでは寝ないこと」が体を守る一番の方法なのです。
眠くなったらお布団へ
居心地が良くて、ついウトウトしてしまいがちなコタツ。「寝ちゃいそう…」と思ったらベッドやお布団へ!
そして、もし大切な人がコタツで寝ていたら優しく起こしてあげてください。コタツの温度調整や水分補給も心がけましょう。
(ワンちゃんやネコちゃんなども、人間と同じような症状を引き起こす可能性があります。どんなに可愛い寝顔でも移動してあげてください。)
私もこたつに馴染みの深い日本人なので、こたつが心身の拠り所であることは否定できません…。が、一歩間違えると体に深刻な影響を及ぼすことをぜひ心に留めていただきたいと思います。
快適なベッドを作ることで、誘惑の多いこたつ寝とお別れできるかもしれません。自分に合った枕やマットレス、掛布団を選んで、こたつに勝る心地良さをつくりましょう!
日の本寝具では、お客様の事情や体型、体質に合わせてお選びする「無料フィッティング体験(20分)」がございます。
また、オーダーメイド敷き布団マットレスは、9つのパーツで仰向け寝と横向け寝を細かく合わせます。 もちろん、パーツ交換購入のみで長く使って頂けます。
体の凸凹に合わせて部分的に、 落とし込んだり、支えたりすることができるので、体に沿った状態で眠ることができます。ぜひ一度、ご来店くださいませ。
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生涯に何度も買い換えるものではないのがふとん。だけど毎日使うふとん。だからこそ自分の肌や、体型に合うものをじっくり選ぶようにしましょう。
この記事を監修した人
・睡眠健康指導土上級
・睡眠環境診断士
・インテリアコーディネーター