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立体キルトとツインキルトの違いとは?

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はじめまして、商いの街・船場にて、心地よい眠りのための寝具の販売している日の本寝具、ブログ担当の高谷です。

立体キルトとツインキルトの違いとは?

羽毛布団を売っている通販番組などを見ていると、希少な羽毛を使っていることを強調したものをよく目にしますよね。
もちろん羽毛の質によって暖かさは格段に変わってきますが、羽毛以外にも着目してほしいのがキルティングの違いなんです。

キルティングとは2枚の布地の間に羽毛などの詰め物を入れ刺し縫いすることを言うのですが、実は羽毛布団のキルティングには様々な方法があるんです。

羽毛布団によく用いられているキルティングとして「立体キルト」と「ツインキルト」の二種類があります。

立体キルトとは、表生地と裏生地を格子状になるように縫い合わせつつ、その間にマチを入れて仕切りを作ることで、布団に立体的な厚みがでるようにしたキルティングです。

マチがあることで布団に高さがでるため、羽毛が空気を取り込み膨らんだとしてもそれを邪魔することがありません。羽毛が十分に暖かい空気を取り込むことができるため保温性がアップします。

一方ツインキルトとは、「2層立体キルト」とも呼ばれ、立体キルトの進化系といえます。
表生地と裏生地の間にもう一枚布を入れ、上下にキルトを分けます。さらに、表と裏のマス目を互い違いに作るキルティングです。

こうすることで暖かい空気を含んだマス目が増えるため、立体キルト以上に保温性がアップします。
また、羽毛が入っているマス目が交互にあるため布団の厚みが一定になり、体にフィットするため暖かさ布団の外に逃げるのを防いでくれます。

このように羽毛の種類だけでなく、キルティングにも注目してみると羽毛本来の特徴を最大限に生かすことができるんです。

羽毛布団リフォームでツインキルトへのリフォームが可能

以上のような説明をさせていただくと多くの方が、「今手元にある羽毛布団が立体キルトだった場合、買い替えるしか方法はないの?」と思われるかもしれません。

ですが、ご安心下さい。日の本寝具の羽毛布団リフォームでは羽毛を取り出し丸洗いした後、お選びいただいた新しい側生地にお選びいただいたキルティングを施し羽毛を再び充填しております。
そのため、元々立体キルトだった羽毛布団でも、ツインキルトへのリフォームが可能なんです。

さらに、羽毛布団のキルティングを変えるだけでなく、羽毛の汚れをきれいにすることもできるため、購入した時以上の暖かさを実感していただけるはずです。

元々は立体キルトの羽毛布団だったけれど、もっと暖かい布団を使いたいという方はぜひツインキルトへのリフォームをお申し付けください。

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この記事を監修した人
日の本寝具株式会社 代表 高谷和志 
・睡眠健康指導土上級 
・睡眠環境診断士 
・インテリアコーディネーター